宇都宮アルプス縦走 2023.12.22

登山

栃木県宇都宮市にある篠井富屋連峰、通称宇都宮アルプスの縦走に行きました。11峰で形成されているようですが、検索して出てくる8峰の縦走です。棒名山~飯森山の篠井連峰は岩場の急なアップダウンがあり苦労しましたが眺めが良く、高舘山~兜山の富屋連峰は眺望はありませんが、静かな稜線をゆっくりと縦走することが出来ます。

○本山
 栃木百名山 標高561m

○駐車場有  こどものもり公園駐車場
○トイレあり

コース距離:14.1km
累積標高 :992m
①こどものもり公園駐車場 スタート
②棒名山
③男山
④本山
⑤飯盛山
⑥高舘山
⑦黒戸山
⑧兜山
⑨鬼山
⑩こどものもり公園駐車場 ゴール

こどものもり公園駐車場をスタート。冒険活動センターがあり小中学校の宿泊訓練などが行われているようです。当日も小学生が利用していて登山口に向かっていると、すれ違う子供たちに元気よく挨拶してもらいました。

冒険活動センターから芝生で整備された道を進むと最初に登る棒名山が見えてきます。道沿いにはアスレチック施設があり小学生が活動していました。登山道は杉の林道と岩場の上り下りとなりますが、コース全体として道は明瞭で迷うところはありません。

棒名山~飯森山の篠井連峰はピークの前後が急な岩場となっていてアップダウンが激しいので、高さはありませんが注意が必要です。500~600mの山が連なっていますが、累積の標高は1000m近くになりました。棒名山手前もいきなり急な岩場で苦労しましたが登りきると棒名山の山頂、祠が祭られていました。標高524m。

棒名山からは日光連山の方向に展望があります。日光連山は一度雪化粧していましたが、暫く暖かかったため雪が少なくなっています。女峰山には雲がかかって残念。

棒名山から次の男山に向かう稜線上に霧に浮かぶ筑波山を見渡せる展望の良い場所がありました。

稜線から岩場の坂を上ると男山山頂。標高527m。ここからも日光連山が見えますが松に隠れてあまり展望は良くなかったです。

やはり岩場の急斜面を下りて稜線を進み再度岩場の急斜面を登って本山山頂に到着。前半はこのパターンの繰り返しになるので意外と疲労がたまります。本山は栃木百名山の1つで標高562m。今回の山で一番高いピークで、眺めも一番良い場所でした。

北の方向を見ると左手に高原山、右手に那須連山。手前の木が落葉しているので見えますが、夏場は隠れて見えないかも。冬の登山がおすすめです。

日光方面。雲がだいぶ湧いてきました。縦走後に駐車場へ戻るとき日光方面を見ると雲で全く見えなくなっていました。雪化粧が進むかもしれないですね。

登ってきた棒名山と男山も見えました。縦走してきた稜線も見えます。

本山から飯盛山までは稜線を進み、暗い杉林の中を下山、途中下篠井登山口に出て、再度岩場を登ります。なかなか暗くて不安なので熊ベルを鳴らしながら進みました。この日平日だったこともあり、出会った登山者は1名と少なかったです。

飯森山山頂は突然開けた場所にあります。標高は501m。ここにも小さな祠が祭られていました。多人数のパーティの場合、ここで休憩すると良さそうです。ただ、この山含めこの先展望の良い場所はありません。落葉の時期であれば木々の間から遠くが見渡せますが、葉が生えてくるとひたすら森の中状態になりそうです。

飯森山から高舘山へ向かいましたが、飯森山からの下りが本日最大の難所!!きつめの傾斜の上に落葉した葉っぱが大量に積り、下が見えないのと滑るのとでかなり危険でした。ロープが上から下まで張られているものの注意して下る必要があります。下りきると舗装された道路に出ました。

道路を数十m進んだところにひっそりと登山口があるので注意して進みましょう。この先は急な上り下りはなく、静かな林道を縦走していきます。高舘山の山頂も広場の中にありました。標高は477m。

高舘山~黒戸山の間はほぼ平坦。すいすいと行くと到着しますがはっきりとしたピークがないので通り過ぎないように気を付けましょう。黒戸山は標高412mのようです。山頂の標識の根元にかわいらしいお地蔵さんがあるのでぜひ見ていってください。

兜山は少しルートから離れた場所にあり、入り口も不明瞭なのでご注意を。10mはある巨大な岩場の傍をとおり兜山山頂へ。標高は372m。静かな杉林の中にありました。

鬼山もルートから少し離れた場所にあり、途中藪漕ぎが必要になります。ただ20~30mでそれほど深い笹藪でもないので問題はないと思います。笹薮を抜けると本日最後の鬼山に到着です。標高372m。この後は、車が通れる舗装された山道を下り、山の麓の生活道路を使って駐車場まで戻りました。
距離はありましたが縦走した山々を見ながらのんびりと歩きました。
宇都宮アルプス縦走ですが、アップダウンも多く、距離もあり、低山とは言え手軽な山ではありませんでした。ただ、途中でいくつか登山口があるので、体力に合わせたルートも選択できます。冬の時期は眺めも良いのでぜひ行ってみてください。

タイトルとURLをコピーしました